住宅の塗替えの本来の目的は、
・素材自体の耐久性を増す。
・雨の侵入を防ぐ。
・美観を保つ。
つまり、
保護をする!
という事です。
この3つが揃ってはじめて、
住宅の塗替え工事を実現した事になります。
どれか一つでも欠けては、
本来の目的はクリアできません。
例えば、
きれいに塗替えられて、美しく仕上がっても、
肝心な防水工事がされていないと、
何も意味がありません。
着目するところは、
・外壁材のつなぎ目によくある目地。
(コーキングしてある目地)
・ベランダの防水面。
(防水の種類による)
受け取った見積り書に、
こういった箇所の工事額の記載があるかを
確かめて下さい。
現調の際にそういった箇所を
気にしているか?などを観察して下さい。
それか、やって!って頼んで下さい(^^)
塗装工事は、
数万円でできる工事ではありませんからね。
依頼する人が知っておくだけで、
意味のある工事が実現します。
私が常々思っている事は、
こういった事を理解した上で、
配色にこだわったり、
何か工夫ができないかな?
なーんて思っています。
例えば、
▼こちらの塗装前の現場
過去の傾向だと、
落ち着いた色合いにする事が
多いです。
今回もそうかな~?
なんて思っていたんですが、
お客さんが、
「せっかくだから、雰囲気を変えちゃう!」
って言って、
選んだ色が黄色(゜o゜)
お~!やっちゃいますねー!
▼仕上がりはこんな感じ
いいでしょ!
建物のカタチもカッコイイ!
お客さん正解でしたね~!
(さすがセンスがいい)
塗装の色は、黄色といっても
すんごい種類があります。
選び方としては、
どこかに理想の建物があれば、
それを参考にしたりもしますが、
小さい色見本の中から
とりあえず何点か候補を選びます。
次に、
その色番で、A4くらいの見本板を揃えます。
そして、晴れた日に
外の壁に並べながらイメージします。
あ、鳥は関係ない。
同じ色でも、室内でみる色と、
外でみる色は、見え方がちがうんです。
外壁って面積が広いから、
見ている見本の色よりも、
やや明るく(薄く)見えてきます。
この事を理解した上で、
我が家の外観をイメージします。
むずかしいね!
( ̄д ̄)ノ
過去にこんな事がありました。
ある塗料を、
何度見ても明らかに白なのに、
この調色材にREDが使われていたので・・。
実際に日陰で壁に塗られた色を見ても確かに白。
白にしか見えない。
だから鳥は関係ない・・。
ですが、晴れた日に外観を見ると・・。
なぜかうすピンクに見えるんです。
(これほんと)
これは、調色材によるもの。
お客さんは、こういう見え方もありね♡
なーんて、喜んでくれたんですが(^^;)
結局、
イメージしていた色と違う。って事。
アリかナシか?なんて紙一重なんです。
むずかしいね!
( ̄д ̄)ノ
だから、
実際に仕上がるまでは、
ほんとに分からないんです。
この事を知らない業者さんでも、
お客さんが知っておくだけで、
失敗リフォーム⇒成功リフォームに
導く事ができます。
自己防衛ですな!
――――――――――――――
おまけ
▼あ!せっかく塗った壁にペタペタ貼って~!
何やってるだー(゜o゜;)
なーんて、私が依頼した左官屋さん。
( *´艸`).。
▼玄関横の窓まわりに、こんな事しました。
いいでしょ!
軽量タイルを貼りました。
玉川窯業のカルセラという材料です。
⇒http://www.tmgw.co.jp/
このタイル。水に浮きます。
えー?ほんと~?
(゜o゜)
ほんとです(^^)
なので、建物に負担がかかりません。
しかも
貼りつける接着材には、弾力性もあり、
建物の揺れに追従しますし、
防水の効果もあるので、外壁に上貼りする
のに適しています。
ですが、
建物全体に貼ってしまうと、クドクなりますし、
かなり高額になってしまいますのでご注意を!
こういったアクセント的に使用する分には、
そんなに掛かりません。
おまけ的な工事に見えて、
意外と雰囲気が変わりますよ!
リフォームは、
住まいに関心を持って、積極的に学び、
楽しくする事に時間を使った方が、
関わる全ての人が幸せになります。
そんなお手伝いができると
いいなぁ。なんて思ってます(^^)
塗るだけじゃなかったのね♡・・なはなし。
でした。
じゃまたね!
――――――――――――――
頼まれごとは、試されごと。
相手の予想を上回るんじゃ。
(中村文昭さんの言葉)
――――――――――――――
真実を追求して、本質を見抜く考え方
を提供する。
リフォーム相談する前に、相談するお店。
よかけんホームの田中さん(^^)
住まいのご相談はお気軽に!
☎0120-96-9012(無料)
コメントをお書きください